1. 日本国以外でふぐはたべられているのか?
  2. 各国ではどのようにふぐを調理してたべているのか?
  3. 日本以外でふぐを刺身で食べる文化ってあるの?
  4. 外国人(非ふぐ食用文化の国の人)それぞれの日本人がふぐを食べることへの印象
  5. 訪日外国人のふぐへのイメージと実体

1. 日本国以外でふぐはたべられているのか?

日本の最も高価な海鮮料理のうちの一つの食材でもあるふぐ。
とても日本的な料理におもえるふぐですが、現在では日本国以外でも食用とされています。
しかしあまり一般的なものではなく、“ふぐを食べる習慣”は古くは日本と韓国でのみ見られたものです。

近年訪日外国人が増えてふぐ料理の存在が広く知られたことや、ロシア・東南アジア圏の輸入・流通が解禁されたことにより、ふぐ料理を出す飲食店も営業され食べられるようになっています。

また、広く海に面した国の一部の地域(アジア圏・環太平洋側諸島・地中海沿岸・北海など)では、ふぐが食べられていることが確認されています。日本でも岸辺近くに生息して、頻繁に釣り人に吊り上げられるくらいの魚ですから、猛毒という部分以外はポピュラーな魚なのかもしれません。

2. 各国ではどのようにふぐを調理してたべているのか?

日本と同じように、ふぐを食べる習慣のあった韓国では、刺身はもちろんキムチのように辛く味付けして焼いた料理もあります。食の国中国でも蒸し物として食べられていますが、あまり一般的なものではなく、日本のように高価で珍重されることはない食材です。

オーストラリア・ハワイ・シンガポールでは、フレンチ中華風の地元料理として食されており、インドネシアではスープカレーの具材、エジプトではフライ、スコットランドでも食べられているとのことです。

エジプトでは、日本のふぐほど強い毒を持ってないらしく、マレーシアやシンガポールでは食べられてはいても市場には並ばず一般的ではないようです。
オセアニアなどではハリセンボンを食べることから、ふぐにはそれほど強い抵抗がないようです。

3. 日本以外でふぐを刺身で食べる文化ってあるの?

基本的に生の魚をさばいてそのまま食べる文化を持つ国は非常に少なく、その中でもふぐとなると、やはり日本以外で古くからふぐを刺身として食べる文化があった、韓国しかありません。韓国では焼き肉を野菜の葉で包んで食べる習慣があり、ふぐの刺身も同様に食べられているようです。

ふぐちりやふぐの皮のマリネのような料理もお店で出すメニューとしてあるため、こうしたふぐの刺身を食する文化は日本や韓国近海のみに見られる習慣であるようです。

中国は何でも食材にしてしまう国ですが、ふぐに関してはとても慎重な構えを見せるのが不思議な所です。古い時代におけるふぐ毒の逸話が残されていることや、海に面している国土が少ないことによる影響かも知れません。

4. 外国人(非ふぐ食用文化の国の人)それぞれの日本人がふぐを食べることへの印象

外国人(非ふぐ食用文化の国の人)、とりわけ北大西洋に位置するカナダ人の、日本人がふぐを食べることへの印象は、正直良いものではないようです。

かつてカナダで集計された、「世界で最も怪しい食べ物ランキング」で堂々の一位となっています。
1位のふぐ料理以下の食べ物が物凄く、同党のイメージを持つものなのかと首をひねりたく物ばかりです。

こちらがその一部です:
クモのフライ(カンボジア)、孵化直前のアヒルのゆでたまご(フィリピン)、アリの卵炒め(メキシコ)、揚げた豚の脳みそのハンバーガー(アメリカ)、生きた蛆虫入りチーズ(イタリア)などです。

ふぐ料理の美意識を一緒にしないでくれ…と思わなくもありませんが、各国の料理にもそれを食べることに至った文化があるに違いありません。

日本人が死の危険を冒してまでふぐを食べるのが、理解できないという意見が多く見られます。

5. 訪日外国人のふぐへのイメージと実体

訪日外国人のふぐへのイメージは、猛毒、毒のある生魚、調理法が分からず絶対に食べない魚、道端に置いておいてもカラスでも食べない魚です。

猛毒を持っているふぐは、それほど食べる価値がある魚なのかという疑問です。
怖いけれどいつか食べてみたいと思う人もいますが、実際に食べてみるとそれほど美味しいものではなく、アートでありステータスであると分析しています。

調理師の職人としての包丁さばきには感嘆するものの、美味しくて癖になるとまで言う人は少ないようです。むしろ食べる勇気がないという人が大多数のようです。

魚としてキュートなので、食べるなんてかわいそう!という意見もありました。
それほどふぐの猛毒は、昔から世界中に知れ渡るほどその怖さが刷り込まれており、食欲をもってしても覆しにくいものなのかもしれません。