1. ふぐはどんな魚?
  2. 体形的特徴
  3. フグ科とフグ科以外のふぐについて
  4. 地域ごとのふぐの呼称
  5. ふぐの秘密

1. ふぐはどんな魚?

みなさんはふぐについてどれくらいのことを知っていますか?
フグは料理としても使われ、毒があることも有名なので、ふぐという魚の存在はほとんどの人が知っているかと思います。しかしくわしいことを知っている人はそれほど多くはないかと思われます。
今回はふぐの特徴をお伝えします。

ふぐとは、フグ目、特にフグ科に属する魚の総称です。
フグ科に含まれるフグがとりわけフグの代表としてとらえられることが多く、フグ科では特に食用されるトラフグやマフグが有名です。
またフグには毒があることが有名で、特別な技術を持っていないと食用できる部分だけを上手に使って調理することは困難であるので、素人による調理は危険であることも知られています。

【LINK:ふぐの取り扱資格・免許】
【LINK: ふぐのもつテトロドトキシンは、本当に危険!】

2. 体形的特徴

フグの形は膨らんでいてまるで口にものを詰めたような顔をしており、他の魚とは大きく容貌が異なります。
ふぐにはほかにも特徴があります。

一般的な魚には背びれ、腹びれ、尾びれ、尻びれがついている一方で、フグには腹びれがなく、また泳ぎ方の一般的な魚とは異なり、背びれ、尻びれを使って泳ぎます。
歯も一般的な魚とは大きく異なっており、板歯と呼ばれる板状の歯が口の上下に2枚ずつ、計4枚あるため、歯の力が非常に強く、釣り糸などはすぐに嚙み切ってしまいます。

またフグは水や空気を詰めて自身の体を膨らませ、敵を威嚇することがあります。
この姿からフグは海外ではPufferfish(ふくらむ魚)と呼ばれます。

3. フグ科とフグ科以外のふぐについて

ふぐと呼ばれる魚は主にフグ科も魚が有名ですが、それ以外にも多くの種類のふぐがいます。食用として知られるトラフグやマフグはフグ科に含まれます。フグ科にはこのほかにも、モヨウフグ、クサフグなどがあります。またハリセンボンは非常に有名な魚かと思われますが、ハリセンボンもフグ目ハリセンボン科に含まれ、ふぐの仲間です。

水族館によくいるマンボウもフグ目マンボウ科に含まれ、ふぐの仲間です。
釣りで簡単に釣ることができ、食べるとおいしい魚として有名なカワハギも、フグ目カワハギ科に含まれ、ふぐの仲間なことを知っている人は少ないかと思います。

このようにふぐに含まれる魚にはたくさんの種類があり、一般的にふぐと考えられている魚からは想像がつかないようなものも含まれています。

4. 地域ごとのふぐの呼称

ふぐは日本全国で食用として使われ、日本人にとってもなじみがある魚の一つです。
そのフグには地方によって呼ばれ方が異なり、必ずしも全国で「ふぐ」と呼ばれるわけではありません。

江戸時代には日本全国から食べ物が入ってきた天下の台所として知られる大阪では、フグは「てっぽう」と呼ばれます。これはフグの毒を鉄砲とかけて、「当たると命が危ない」という意味合いでこの呼称がついたとされています。

福岡県や山口県の下関では、「ふく」と呼ばれます。「ふく」は「福」と同じ読み方なので、縁起が良いと考えられるので、この呼称が使われているとされています。
これら以外にも、全国でふぐを指すさまざまな呼び方があります。

5. ふぐの豆知識

実はふぐの中にはサハフグの一部の品種のように、毒を持っていないものもいます。
フグは漢字では「河豚」と書きますが、その由来はなんでしょうか。中国ではメフグというフグが食べられていましたが、メフグはある時期になると河川の中流までさかのぼり、これを捕まえていたことから、「河」という字が使われ、フグが膨らんだ姿が豚に似ていることから、「豚」という字が使われるようになったと言われています。