1. 日本の有名な水揚げ(漁獲)地域TOP5とそれぞれの地域とふぐとのつながり
  2. 日本の有名な養殖地域TOP5とそれぞれの地域とふぐとのつながり

1. 日本の有名な水揚げ(漁獲)地域TOP5とそれぞれの地域とふぐとのつながり

天然ふぐの水揚げ量、その世界一はもちろん日本です。世界全体の水揚げ量の4割を占めています。近年、天然ふぐ漁獲量1位は石川県であることか多かったのですが、これは、ふぐの良い産卵場所があり、産卵時期になるとふぐが集まってくるためです。とらふぐ、真ふぐ、しょうさいふぐ、しろさばふぐ等の天然ものが揚がりますが、特にごまふぐが一番取れます。

日本近海のふぐの産卵場所を調べますと、能登の七尾湾、若狭湾、関門海峡周辺、福岡湾口、瀬戸内海など、ふぐの漁獲高の高い地域と重なっています。

平成28年調べでは、石川県はトップの座を北海道に譲り渡し、
1.北海道698t(14%)
2.島根県509t(10.2%)
3.石川県473t(9.5%)
4.福岡県282t(5.7%)
5.山口県277t(5.6%)
となっています。(全体では4,979t)

引用;
ふぐの漁獲量都道府県別ランキング
(平成28年)
https://region-case.com/rank-h28-product-globefish/

水揚げ量の多い市ベスト5は、
1位.輪島市(石川県) 2位.高松市(香川県) 3位.氷見市(富山県) 4位.七尾市(石川県) 5位.佐渡市(新潟県)となっています。

ふぐといえば山口県のイメージが強いのですが、上位とはいえ5位とは以外ですね。明治維新により出世した長州出身の政治家や官僚が出身地のふぐを食したことによりふぐ=山口県、高級というイメージが付いたそうです。
一般にふぐは冬が美味しい、白子も冬が美味しいといわれますね。これは産卵時期と重なっているからです。
しかし、とらふぐの産卵時期は少し異なり、3~5月下旬といわれます。しかも、段々と北上しますので、地域によって美味しい時期も少し違うのです。九州なら3月の終わりから5月頃まで、若狭湾だと4月から6月という具合です。

日本の有名な養殖地域TOP5とそれぞれの地域とふぐとのつながり

養殖のふぐの利点は、一年中安定して一定の量を供給できるところにあります。

養殖ふぐの平成28年漁獲高順位は次のようになっています。
1.長崎県1737t(49.8%)
2.熊本県520t(14.9%)
3.兵庫県200t(5.7%)
4.香川県196t(5.6%)
5.大分県187t(5.4%)
6.愛媛県172t(4.9%)
となっています。(全体では3,491t)

長崎県がトップで、全体の漁獲量の5割と、養殖のふぐの2匹に1匹が長崎県産であるという計算になります。他にも熊本県、佐賀県など九州地方が上位に並んでいます。リアス式海岸が養殖に向いている為です。

ふぐの一般的な料理にはふぐ鍋、ふぐ雑炊、ふぐの唐揚げ、白子、煮こごり、ふぐ酒などがありますが、地域独特のふぐ料理もあります。
石川県には「ふぐの子漬け」というふぐの卵巣のぬか漬け料理があります。卵巣を塩水や糠に数年漬けて卵巣の毒を抜きます。

愛媛発祥のふぐの皮や白身を細く切ってポン酢ともみじおろしで食べるふぐざくという料理もあります。カワハギの肝を載せることもあります。